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『木挽町のあだ討ち』感想|観終わった後にじんわりくる良作でした

久しぶりに映画館へ足を運んできました!

今回鑑賞したのは、2026年2月27日公開の映画『木挽町のあだ討ち』。

主演の柄本佑さんと渡辺謙さんが初共演ということで、個人的にも期待大だった一作です。原作未読、かつストーリーを詳しく知らないまま観に行ったのですが……これがもう、最高でした。

【あらすじ】

文化七年(1810)一月十六日、江戸・木挽町。歌舞伎の芝居小屋「森田座」では『仮名手本忠臣蔵』が大入満員で千穐楽を迎えていた。

その仇討ちは、舞台がはねた直後、森田座のすぐ近くで起きた。芝居の客たちが立会人と化し見守る中、美濃遠山藩士・伊納菊之助(長尾謙杜)が父・清左衛門(山口馬木也)を殺害し逃亡していた男、作兵衛(北村一輝)の首を見事、討ち取ったのである。雪の舞う夜、若き美男子が成し遂げたこの事件は「木挽町の仇討ち」として、江戸の語り草となった。

それから一年半後、同じ遠山藩で菊之助の縁者を名乗る加瀬総一郎(柄本佑)が森田座を訪れる。総一郎にとってこの仇討ちは、腑に落ちぬ点が幾つかあり、それを解明したいのだという。

(木挽町のあだ討ち公式HPより)


感想

本作は、いわゆる血みどろの復讐劇ではありません。

あらすじからもわかる通り、物語の中心は仇討ちそのものというより、「その仇討ちがどうして成し遂げられたのか」を解き明かしていくことです。

とはいえ、武士の世界では仇討ちはある意味で当たり前の出来事。起こること自体にそれほど違和感はありません。しかし総一郎は、心優しい菊之助にそんなことができたとは思えないといいます。

しかも相手の作兵衛は、もともと伊納家の下男で大男。とても菊之助が討ち取れる相手には思えない。

そこで総一郎は、菊之助が世話になっていたという森田座の人々に話を聞いて回ります。

そして最後に、上方にいっており不在だった戯作者・篠田金治(渡辺謙)が帰還し、真相が明らかになる――。

「衝撃のどんでん返し!」というタイプではないのですが、人情味あふれる展開に思わず涙目になりました。泣くと後が大変なんですよね……。(目が腫れる!)ぐっとこらえつつ最後まで観ました。

ちなみに公式サイトで監督コメントを読んだのですが、

原作では総一郎って一言も喋らないんですか!?

びっくりしました。

映画では古畑任三郎みたいに切り込んでいたので。


ポスターもおしゃれですよね。

俯瞰の構図が印象的で、雪の降る中、芝居帰りの客たちが傘を差して出てくるシーンがとても美しかったです。

観ながら「そういえばポスターも俯瞰だったな」と思い出しました。

それから沢口靖子さん。

相変わらずお綺麗です!白衣のイメージが強いですが、やはり着物姿も素敵でした。


タイトルが「あだ討ち」なのも、観終わると納得。

「あだ討ち」に始まり、そして「あだ討ち」に終わる。

うまく言えませんが、観ればきっと意味がわかるはず……!観終わった後は、どこかさわやかな気持ちになる映画でした。

気になる方は、ぜひ公開中に劇場へ急いでください!

私はこれから急いで原作を仕入れようと思います!

まだ読んでない方も是非どうぞ!

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