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言葉ひとつで、明日の景色は変わる。

『本日は、お日柄もよく』の紹介です。

原田マハの小説『本日は、お日柄もよく』は、「言葉の力」をテーマにした、心が前向きになる物語です。

ごく普通のOL・二ノ宮こと葉は、ある結婚式で出会った女性スピーチライター・久遠久美に強く惹かれます。久美の祝辞は、決して派手ではないのに、会場の空気を一瞬で変え、人の心をまっすぐに打つものでした。

「言葉って、こんなに人を動かすものなんだ」

その出会いをきっかけに、こと葉はスピーチライターの世界に足を踏み入れていきます。言葉を選ぶことの難しさ、誰かの人生の節目に寄り添う責任、そして「伝える」という仕事の尊さ。

『本日は、お日柄もよく』は、言葉が人を励まし、支え、未来をひらく力を持っていることをやさしく、まっすぐに描いた一冊です。


読んでいて、「伝え方って本当にいろいろあるんだな」と考えさせられました。

今、訴求すべきポイントはそこじゃないとか、

相手の立場を考えるとそれは悪手かもしれないとか、

長すぎると言いたいことが伝わらないとか。

また、言葉には責任が伴うという点も強く印象に残ります。

何気なく発した一言が思いがけず深く響いたり、

相手のためを思って選んだ言葉が、まったく届かなかったり。本当に難しいものだな、と。

作中で描かれる主人公・こと葉の一生懸命さも、とても魅力的です。

久遠久美と出会ったときの衝撃、

そこからひたむきに言葉と向き合い続ける姿勢。

人生を変える出来事って、案外こういう出会いから始まるのかもしれないな、と少し羨ましくもなりました。

スピーチライターという少し珍しい仕事を切り口に、言葉の持つ可能性は無限だと感じさせてくれる本作。笑いあり、涙ありでさらっと読めるのに、読後には自然と「言葉」について思いを巡らせてしまう。

そんな、静かに効いてくる小説です。

仕事に、あるいは人生に、少し行き詰まりを感じている方は、ぜひ一度読んでみてほしい。

明日会う人とのコミュニケーションが、ほんの少し変わるかもしれません。

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